聞こえはいい完璧主義。

これって強く出ちゃうと運気って欲に変わって乱れちゃうんです。

勿論、時と場合によります。例えば目標があって勉強するとか体を鍛えるとか、人に迷惑がかからない事であればいいと思う。

反対に、他者が気持ちがゲンナリするよな完璧主義は、自分さえ良ければ良いという我欲になってしまう。

昔々、ある事に着手している私を見て、沢山のアドバイスをくれる男友達が言った。

「お前さ、その完璧主義疲れないか？見てる方が疲れる」

初めて言われた言葉で、仲良くしている友人達にそれを話すと

「え？今気付いたの？そういう人だと思っていた」と。

そうだったんだと知った場面だった。

気が付けば仕事人間の私の周りには、男女問わずバリバリと仕事をこなす人ばかりだった。中途半端は許さん的な。

その中にいる私もそれが普通だった。

でも、「見てる方が疲れる」の友人の一言で、少し自分を変えてみようと思った。

そこで何から変えようと考えた結果、お掃除を緩めてみる事にした。

窓の桟の一点の汚れすら許せなかった自分なりの完璧なお掃除を、「まぁいいや死にゃしないし」と言い聞かせながら、４年もかかって、「ま、いっか明日やろう」ってのんびり考えれるまでになった。

私の中では、そうなるまでが相当の努力だったけど、

気が付いたら、友人関係の幅が広がっていた。

元々の男女問わずの友人関係は引き続いているし、年齢や趣味嗜好、仕事や生い立ちなんて一切気にせず人とは付き合ってきたけど、心友の様に

「そっかぁうんうん」って、まるで春風の様に（笑）ポワーっとしている友人が本当に増えた。

それ以来私も段々春風が普通の風に感じてきて、どこかしら以前よりのんびり構える事が出来る様になった。

以前なら急いてしまっていた出来事も、焦らず様子をみようとか、こんちくしょー！！と思っても「まぁいいか｝と思える場面が増えたりとかとか。以前なら、やらないと！！と思った頑なな思いが緩んでいた。

そうなったら以前より余裕が出てチャンスが横に来た事に気付けたり、人の言葉も暗示みたく広く受け止めれる様になったりして。

まぁそんな事があったんだけど、その春風が心地よく感じてきた頃、よく訪れる出雲の神社でおみくじを引いたら書いていた。

「起こっていない事を心配しすぎたり不安になりすぎるのは無意味な事であり、強く思うことは転じて我欲になる。

神様は欲が強いひとを好まず、一日を笑顔で楽しく過ごしている人を好むって。」

それって難しいなと感じる時もあるけど、迷った時はその言葉を思い出して素直に受け入れようと思う。

何事も無理せずのんびりと進んでみると、今まで見えなかった運気に気が付く事ができるかもしれないですね。